日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2020年8月17日投稿

「なぜ飴の中にガムが入っているお菓子のことをどんぐりガムというのか」★★★★

どんぐりガムは1985年にパインアメで有名なパイン株式会社から発売された飴の中にガムを仕込んだお菓子の名前のことである。あたりくじ付きで、キャンディをかじると中からガムが飛び出すという1つのお菓子で3倍の楽しみ方ができるというコンセプトで開発された。名前の由来としては元々、大玉の飴のまわりに砂糖をまぶしたお菓子のこと「どんぐり飴」と呼んでいてそれにガムを入れたのでどんぐりガムと名付けたとのこと。ちなみにどんぐりガムの当たり券は103個に3個入っている。

 

「なぜ上達の対義語は下達ではないのか」★★★

それぞれ違う四字熟語が語源となっているから。上達は「下学上達」が語源になっており「身近で容易なことから学んで、だんだんに高度で深い道理に通じること。また、手近なところから学び始めて、次第に進歩向上してゆくこと」という意味。下達は「上意下達」が語源になっており「組織や団体において、上位・上層の命令や言辞を下位・下層へと伝えて、意思の疎通を図る方法」という意味。「下意上達」という言葉もあるが、こちらは「上意下達」の逆の意味として近年作られた造語である。

 

コメント:どんぐりガムは近くのドラッグストアで今でも売ってる。そこ以外で売ってるのは近頃見てない。

2020年8月16日投稿

「なぜ喋っていると口角に唾が溜まる人がいるのか」★★★★

口角に唾がたまるのは生まれつき唾液量が多いか、口回りの筋肉が弱いか、舌の動かし方が下手で唾をうまく飲み込めないのが原因と考えられている。舌が長すぎるとか短すぎてもうまく唾の処理が出来ず、そういう人はしゃべるのに普通より労力を要するので同時に唾を飲み込まなくてはならないのに、おろそかになってしまい、飲み込まなかった唾が口角に溜まってしまう。この症状は口腔内科に行って舌を動かす訓練などをすると解消できる可能性があるとのこと。

 

「なぜビールの泡はすぐに溶けないのか」★★★★

泡を構成する気体の成分はビールの中に溶けている二酸化炭素。ビールに物理的刺激を与えると溶けていた二酸化炭素が気泡となって遊離し、その泡のまわりをビール中のたんぱく質などが包み込んでいる状態になる。包み込まれた泡は液面上に集まり、泡の層を形成する。泡のまわりを包み込む物質こそが泡を長持ちさせ、滑らかさを実現している。コーティングに関わる物質は麦芽由来の「たんぱく質」とホップ由来の苦味成分である「イソフムロン」。たんぱく質とイソフムロンが複合体を形成し、泡膜の表層付近に配列するため、他の飲料の泡よりもキメの細かく壊れにくいクリーミーな泡の層が形成される。

 

コメント:小学生の頃の音楽教師が口角に唾が溜まる人だったんだけど、口周りの筋肉も舌の動かし方も常人より上手い人だと思うんだがなあ。

2020年8月15日投稿

「なぜ女人禁制はあるのに男人禁制はないのか」リクエスト★★★★★

辞書によると女人禁制の男性版は男子禁制である。男人と男子という字の違いはあるが意味は同じ。そして男子禁制の空間も少なからず存在している。女人禁制は仏教の戒律を由来とする説があり、霊山などの修験に関わる場所への女性の進入を禁止していた。これは仏教において性欲を煩悩と考え、その煩悩を制御することを理想としていることに起因し僧侶(男性)に煩悩をうませる原因となる異性(女性)を遠ざけるための試みだった。つまり、女人禁制は男性を中心に作られた社会の弊害でうまれた制度である。このように女人禁制は日本においては公の場で実施されることが多く目立つ。対して男子禁制は女性が作ったプライベートな空間で指定されることが多く目立たない。なので男子禁制に対して女人禁制の知名度が高くなっている。

 

「なぜ関西弁と大阪弁はイコールではないのか」★★★★

大阪弁は大阪で話されている方言で、関西弁とは関西地域で話されている方言を広義に表現したもの。関西弁と言った場合は大阪弁だけではなく、大阪周辺の京都府兵庫県滋賀県奈良県和歌山県などで話されている方言を指す。そのため関西弁というと県や地域により特徴的な言葉や言い回しの違いがある。標準語を話す地域の人が聞いても関西弁の細かい違いや特徴は区別しずらいが、関西弁を話す地域の人はそれぞれの人が話す関西弁を聞いて、関西弁を話す地域の中でも特にどこの地域の出身であるかがわかるらしい。

 

コメント:僕も関西弁っぽいの少し話せますよ!猛虎弁って言うんですけど…

2020年8月14日投稿

「なぜ男子家を出れば七人の敵ありというのか」★★★

男は敷居を跨げば七人の敵ありとも言う。意味は「男が社会で活動するときは、いつも多くの競争相手や敵がいて、いろいろと苦労があるというたとえ」である。語源については文字通り、家の外に出れば沢山の競争相手がいる様子を表したことわざとなっている。発祥や起源は調べてもわからなかった。

 

「なぜ武器は錆びると攻撃力が落ちるのか」★★★

一般的に剣や斧などは錆びると切れ味が落ちる。物を切ることが目的の場合は錆が付くと効果が下がるかもしれないが、人間を傷付ける場合では錆び付いた武器で傷をつけると破傷風にできる可能性がある。つまり殺傷能力でいえばそこまで攻撃力が落ちているともいえない。ゲームでは武器が錆びると攻撃力が落ちるが、代わりに相手を毒状態にする等の効果が付加されても良いのではないだろうか。

 

コメント:日本刀にしても人を1人切るだけでも刀に人の脂が付いてしまって切れ味がすごく悪くなるらしい。それこそ2人目を切れなくなるほどに。

2020年8月13日投稿

「なぜキャベツは咀嚼すると辛いと感じる時があるのか」★★★★★

キャベツはワサビや大根と同じアブラナ科で辛味成分のイソチアシアネートを含んでいる。イソチオシアネートは虫や菌などから身を守るために作り出されるもので、細胞が傷つき空気に触れて酵素と混ざり合うことで、苦味や辛味をもつようになる。なのでキャベツの千切りを食べると特に辛味を感じやすい。この成分は水溶性かつ揮発性なので水にさらせば気にならなくなる。具体的には茹でて和え物にしたりスープにすると辛味成分は消える。

 

「なぜハツカネズミは20日以上生きるのにハツカネズミなのか」★★★

実はハツカネズミの平均寿命は20日ではなく1年。ハツカネズミがハツカという名を冠したのには諸説あり「妊娠期間が20日程度だから」「生後20日程で成長が止まりそれ以上体が大きくならないから」「噛まれても痛みを感じない「甘口」なネズミ「甘口鼠」を「廿日鼠(はつかねずみ)」と写し間違えたからなど色々な説があるが、有力なのは妊娠期間が20日程度からとった説とのこと。ちなみに二十日大根の名前の由来は種まきから20~30日程度で収穫できることに由来している。

 

コメント:キャベツを多めに頬張ると辛味を感じることが多い気がする。

2020年8月12日投稿

「なぜ苦労を重ねて一人前になることを叩き上げというのか」リクエスト★★★

現代では叩き上げは「叩き」という漢字が当てられているが、元々は「三和土(たたき)」という建築用語が語源である。三和土とは、土間(屋内で床を張らずに土足で歩くように作られたところ)に用いられる3種類の素材を混ぜたセメントのようなもの。三和土は地面に石灰や水を加えて塗り叩き固めて作られるもので、生半可な叩き方では良い土間が完成しなかった。このような背景を踏まえ、組織の末端で沢山叩かれ鍛えられ、組織内で地位を上げる様子を土間より高い位置にある居室に上がったことに例え「叩き上げ」というようになったという。

 

「なぜたまにしか運転しない人のことをサンデードライバーというのか」★★★

英語圏で1915年頃から使われはじめた俗語で、たまの日曜にしか自動車を運転しない者、転じて運転技術が低く拙い運転をする者を揶揄する言葉である。サンデードライバーは一般的に運転技術が拙く、過剰に低速度での運転をすることが多く、タイヤやバッテリーのコンディションも悪い傾向にある。似たような言葉にペーパードライバーという言葉もあるが、こちらは運転免許を取得後、車を全然運転することなく、運転の基本や標識を忘れてしまった人を指す言葉という違いがある。サンデードライバーは広義には運転は基本教科書通りだが、柔軟性がないドライバーを指す言葉としても用いられている。

 

コメント:車の運転ってATなら一度習ったら忘れることない気がする。車幅の感覚とかは忘れるかも?

2020年8月11日投稿

「なぜ男女でやるものなのに結婚の婚は女編がついているのか」リクエスト★★★★

「婚」は「女」と「昏」を合体させた形声文字。「両手をしなびやかに重ね、ひざまずく女性」の象形と「人の足元に日が落ちた」象形(日暮れの意味)から「えんぐみ」を意味する「婚」という漢字が成り立った。なぜ日暮れで縁を結ぶ意味になったかというと、昔は結婚式が日暮れに行われていた事に由来する。「結婚」とは、これに「結」が付くことで、その縁組がより固く結ばれるという熟語である。この成り立ちから察するに「婚」という漢字において縁組の意味を持たせているのは「昏」の部分が大きいことが伺える。なので「女」の部分には大きな意味は無く、例えば人偏でも成立するのではないだろう」か。そんな中で女偏をチョイスしたのは作成者の趣味なのかもしれない。そもそも男偏は存在しない。

 

「なぜ飯田橋駅は新宿側にホームが移設したのか」★★★

中央線飯田橋駅のホームは急曲線区間(急カーブ)にあり、列車とホームの隙間が大きく、列車とホームの隙間が最大で33cmもあった。転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備等を設置して利用者の転落を防いでいたが、東京オリンピック前にホームを直線区間に移すことで隙間を解消することにした。飯田橋駅のホームは新宿方面に200m程移設し、移設完了後、隙間は最大で15cmに縮小した。

 

コメント:飯田橋駅は東口の方は手付かずで、こちらから入った場合ホームに出てから電車の停車位置まで結構歩かされる。あれもそのうち工事するのかな。