2020年5月19日投稿
「なぜ夢とDreamは持つ意味が同じなのか」リクエスト★★★★★
日本語の「夢」にはもともとは『(寝ている時の)夢』の意味しかなく、Dreamはもう1つの「将来の『夢』」という2つの意味を持っていた。明治になった頃、西欧からいろいろな新しい技術や概念が入ってきたとき、日本人の政治家やその他インテリ層が考えたのは、「西欧列強に追随するため一刻も早くそうした新しい事柄を日本に根付かせなくてはならない」ということだった。そこでまず行われたのが、外国語の単語をなんとか馴染みのある言葉に翻訳していくという作業。《dream》=「夢」のように対訳のある語彙でも、《dream》の持っている「将来に対して思い描く理想像」という意味は日本語の「夢」にはなく、本来ならそれに該当する新しい日本語を作るところだが「夢」の新しい語義としてそれを追加することで、新しい単語や熟語を作って国民に覚えさせるという手間を省いた。その結果「夢」は日米で同じ意味になった。
「なぜ日本酒には賞味期限がないのか」★★★
日本酒には比較的高いアルコールが含まれており、アルコールの殺菌作用から開封されていなければ腐敗することはまずないので、賞味期限記載の義務が無い。とはいえ、味は不変なものでは無いので「美味しく飲める期間」として賞味期限を記載するお酒も存在する。
コメント:いくらアルコールに殺菌作用があるとはいえ、何十年物の酒でも飲めるってすごいよな。実は100年くらい経つとアルコールの殺菌成分がなくなるとかないのかな。