日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年3月9日投稿

「なぜくすりによって薬によって常温保存だったり室温保存だったりするのか」★★★★

室温と常温は同じようにも思えるが、日本薬局方にちゃんと定義が記載されており、薬の室温は1~30°C、常温は15~25°Cと決められている。室温保存より常温保存の方が温度の幅が狭い。他にも標準温度は20°C、微温は30~40°C、冷所は1~15°Cとされている。かぜ薬など多くの薬が室温保存であるが、例えば小児用の咳止めシロップなどに常温保存の薬がある。温度管理を間違えると薬の成分が変化してしまうことがあるので注意が必要である。

 

「なぜ印鑑の色は朱色が一般的なのか」★★★

印鑑の「色」は、法律的には特に定められていないため、何色でもOKということになっている。日本では鎌倉時代から朱肉が広まったとされ、このときの素材が自然界に存在する辰砂という硫化水素からできているものだった。その色が現在広まっている赤に近い色だったらしい。朱肉はもともとは自然界にある素材そのものの色で、今もその名残が残っていると考えられている。また、朱色(朱肉)は神聖なものとして扱われ、魔除けの効果があると信じられ、この色を用いていたともいわれている。

 

コメント:印鑑としてのハンコに限れば赤いもの以外を見たことがないな。