日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2020年4月29日投稿

「なぜ程度が甚だしいことを『~散らかす』というのか」★★★

例えば「ハゲ散らかす」とか。元は関西地方の方言(というか発祥)の言葉。「ハゲ散らかす」は「ハゲて毛を散らかす」といった意味ではない。「食い散らかす」などの「散らかす」には「荒々しくする」といった意味があり、その意味が転じて、荒々しいほどハゲている状態を形容したものと考えられている。つまり、綺麗に整っているハゲにハゲ散らかしているというのは誤用と言える。荒々しくハゲている人に対しては積極的に使っていこう。

 

「なぜ蜂は女王蜂しか子供を産まないのか」★★★★

蜂には明確な役割分担がある。卵を産む女王蜂は1匹。それ以外のメス蜂は働き蜂に。オス蜂は繁殖だけを目的に産み出される。これは、ハチたちが厳しい自然の中で生き延びていけるかを考えた結果卵を産むのを一匹の女王蜂に任せたからである。蜂の性別は条件によって変わる。女王蜂はまず無精卵を産む。その卵にオスの精子を加えずに成長させるとオス蜂に、加えるとメス蜂になる。そして生まれたメス蜂の中から1匹だけにローヤルゼリーという働き蜂の体内で生成される栄養価の高い餌を与え続けた個体が次の女王蜂になる。ちなみにオスは女王蜂と交尾すると交尾器を女王蜂の体内に残したまま引き離されるため腹上死する。

 

コメント:蜂のオスは女王蜂と交尾することが生まれた目的で交尾すると死んでしまう。交尾できなければ人生の目的を全うできず、なおかつ巣からも追い出されてしまうらしい。しかも、追い出された巣に戻ってくると他の蜂に殺されるらしいし世知辛い生き物だな。