日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年12月19日投稿

「なぜ独特な主張を持っている人のことを一家言と呼ぶのか」★★★

「一家言」は「その人の独特の主張・論説。また、見識のある意見」を意味する。応用系で「一家言ある人」といった場合は「何にでも一言言わないと気が済まない人」のことを表す。「一家言もつ」といった場合は「常々考えていることがあるさま」「ひとかどの見識がある様」を表す。語源は司馬遷が書いた『史記』にある「序略、以て遺を拾ひ芸を補ひ、一家の言と成す」という所からきている。司馬遷のひとかどの見識がある様を、前述のフレーズから一家言を抜き出しそのまま司馬遷のような人を指す言葉に変化した。

 

「なぜ栗は英語でマロンではないのか」★★★

栗は英語で「チェスナット」(chestnut)である。フランス語で「シャテーニュ」(chataigne)と呼ばれるものが栗である。日本の栗のようにイガの中に2~3個の小さな種子が入っているのが「シャテーニュ」と呼ばれ、イガの中に1つの大きな種子が入っているものが「マロン」(marron)と呼ばれる。その大きい栗が砂糖漬けにする菓子「マロングラッセ」に使われ、それが日本に入って来て栗のことを「マロン」と呼ぶようになった。マロンがカタカナであることから英語だと勘違いする人が多く、英語で栗=マロンが誤って定着してしまった。

 

コメント:今となってはシャテーニュよりマロンの方が栗感ある。クリリンの娘の名前もマーロンだし。