2019年2月23日投稿
「なぜ用紙のサイズはAO、BOで表すのか」★★★★★
A判は物理学者オズワルド氏によって提案されたドイツの規格で、そのサイズを日本や各国が採用したもの。面積が1㎡の長方形をA0とし、現在では国際規格サイズとなっている。この長方形は縦横の比が「白銀比」と呼ばれる1:√2となっていて、どこまで半分にしても同じ形になる、とっても効率のよい長方形。一方B判は、日本で江戸時代に使われていた「美濃判」の寸法がもととなってできた日本独自の規格。こちらは面積が1.5㎡の長方形をBOとし、こちらも縦横1:√2となっている。日本の公文書は伝統的なB判が長く使われてきたが、1990年代に国際規格であるA判へ移行され、現在ではA判が主流となっている。
「なぜCampasノートは大学ノートと呼ばれるのか」★★★
現在「大学ノート」とよばれているノートが初めて売り出されたのは、東京大学の前の松屋という文房具店。当時としては珍しい洋紙を用い、表紙には細かい毛が入った紙を使用。庶民にとってはあまりに高価で、「帝国大学(東京大や京都大など)の学生ほど学問が出来なくては使えない」ということで次第に「大学ノート」と呼ばれるようになったと言われている。