2020年1月27日投稿
「なぜ高い評価をする時に『とびきり』を使うのか」★★★★
「飛び切り」の語源は今昔物語に出てくる天狗の使っていた妖術「天狗飛び切りの術」からきている。「飛び切り」とは天狗が空高く飛び上がり、対象となるものをスッパリ切るというもの。天狗は基本的に人に危害は加えないので鳥や木々、悪霊などが対象になる。スッパリ切るほど飛び上がるというのは人知を超えた行為であり、ここから「特別優れている」「他とは比べものにならない」などの意味で使われるようになった。
「なぜ物を集めるという意味の漢字は収集と蒐集の2つがあるのか」★★★
どちらも「しゅうしゅう」と読む。2つの漢字が誕生きた理由としては元々「蒐集」と書いていたところ「蒐」が常用外の字であるため、「収集」という言葉が生まれた。意味は「寄せ集めること」または「趣味や研究などのために物や資料をたくさん集めること、あるいは集められたもの」。2つは同じ意味を表す漢字だが、敢えて使い分ける場合は「収集=寄せ集めること」「蒐集=物や資料をたくさん集めること」という区別になる。
コメント:常用外の漢字ってなんのために存在しているんだろうな。俺がこの場で複数の漢字を合体させた漢字を作って常用外の漢字なんですっていっても大半の人が信じるくらいの代物だよな。