日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年4月5日投稿

「なぜ功績を残した人への記念品には楯を贈るのか」★★★★

元々、剣や槍などの攻撃から守る防御具であった楯は古来「勇気」や「勝利」の象徴と考えられていた。時代が下り、その戦い方により楯の形や用途も多様になり、戦闘の武器から装飾品へと推移していく。ヨーロッパの家紋が出現するのも12世紀の中頃とされており、イギリスを中心とする家紋の輪郭は楯を模った物であり、現在イギリスでは楯の表彰製品をplaque(プラーク)、shield(シールド)と呼び、前者は平たい四角い形をした物を呼び、後者は戦いで使用されていた楯を縮小した形状の表彰品を指す場合が多い。

 

「なぜ表彰タテには盾と楯で表記乱れがあるのか」★★★

表彰タテを作っている会社によると、どちらの漢字も使用する場合があり(お客さんのオーダーによる)業界内でもこれといった決まりはないらしい。しかし、2つの漢字をしっかりと解釈すれば盾とは、盾と矛の盾。よって、板自体がその形状になっているワッペン(国の紋章などに使用される形状)や赤門盾などは「表彰盾」と呼べるのに対し、楯は漢字の木編から分かるように表彰のレリーフやプレートなどを取り付ける木製の板状のものの事一般を指す。なので形が盾の様な形でないものは表彰楯が正しいように考えられる。