2019年9月2日投稿
「なぜ虫はひっくり返って死ぬのか」リクエスト★★★★★
その理由は虫はひっくり返っている状態が自然な状態だから。虫は重心が体の上方にある為、突風に吹かれたりして回転すると生きていても腹が上になることもある普段はうつ伏せ状態なのは強靭な手足があるから。昆虫は体重の割に手足の力が強く、垂直に張り付くのはもちろん、天井に逆さにぶら下がることだって苦ではない。しかし弱ってきて、風に吹かれたり木や壁などから落ちたりなど、何かの拍子でひっくり返った時、足に力が入らず自分の体を元に戻すことができない為、ひっくり返った状態で死んでしまう。風の無い屋内ではうつ伏せのまま死ぬこともある。
「なぜ魚は死ぬとひっくり返るのか」★★★★★
魚というより動物全般に言えることだが、水中で死ぬとすぐには浮かび上がらずいったん水に沈む。その後腐敗していく過程でガスが発生するのだがこの時内蔵から早く腐っていく。ガスには浮力があるため、お腹にガスが貯まるとお腹を上にしてガスの浮力で水面に向かって浮かび上がる。そうして水面に浮かんで見えるのが、お腹を上にしてひっくり返った魚という訳である。
コメント:弱った状態でひっくり返って自力で起き上がれなくなってしまった虫は何を思うのだろう。死を悟るのか、何かの拍子でもう一度ひっくり返ることを願っているのか。