2018年9月4日投稿
「なぜ妻のことをお前と呼ぶのか」★★★★
「お前」はかつて町人の世界では最高の敬意を表し主人や寺の住職に用いていた「おまえさん」が庶民の女房が亭主を呼ぶ語に変わり「おまはん」などの廓言葉が生じ、また男性言葉として「おめえ」などが用いられるようになった。「おめえ」に至っては、敬語ではなく、同等以下に用いる語、あるいは罵り言葉に近いが、これは現在まで続く用法である。
「なぜ夫のことをあなたと呼ぶのか」★★★★
夫を「あなた」と呼ぶこの呼びかけは江戸時代から始まった。「あなた」はあちらの方。つまり、あなたは元々は方向を指す言葉である。夫といつも離れた位置にいて表に出なかった江戸時代の妻たちは夫のことを「あなたの人」-あちらの人と表現していた。
コメント:お前とかコイツとか呼ばれるとちょっとイラっときちゃうんだけど小さいこと気にしすぎだよな。直したいところではある。