日刊「WHY」アーカイブス

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2018年5月15日投稿

「なぜ人間の唇は赤いのか」★★★★

元々人間の唇は口唇粘膜の一部がめくれあがってできた部位。特に、唇の粘膜は、角層がすごく薄い。角層は、表皮の細胞がレンガ状に積み重なった層で、外からの光を反射させて皮膚を守る働きがある。角層が薄いと光が透過しやすく真皮の下にある血管(血液)の色を反映しやすい。つまり、唇の色は血管(血液)の色ということ。ちなみにプールでしばらく泳いでいると唇が紫色になるのは、血液中の酸素飽和度が低下し、酸素と結びついていない還元へモグロビンが増えるから。

 

「なぜ血は赤いのに血管は青く見えるのか」★★★★

この疑問への答えには複数の要素が絡み合っており、その鍵となるのは光の波長だ。光は色により波長が違う。赤い色は波長が長く700ナノメートル程度、青色の波長はといえば475ナノメートルほど。説明を色々割愛すると普通の白い光(可視光が全て混ざった光)をあてると、血管以外の場所では様々な色が反射するが、血管部分では赤色は吸収されるので赤は反射されず、その代わりに皮膚の他の位置よりも青色が目立つという。

 

コメント:特にないです。