日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2018年7月25日投稿

「なぜ右に文がなくても右に同じという表現を使うのか」★★★★

元々日本では文章を縦書きに書いていた。縦書きの場合には右から書いていく。すると、先に書いたことは後に書いたことより右側にあることになる。そこから縦書きの文章で「それより前の部分」または「それより前に記したこと」を「右」と言う。横書きの場合には左から書いていくが、その場合には「上に同じ」「上述のとおり」と言って「左に同じ」とは言わない。

 

「なぜ右に出る者はいないで一番優れた人の意味になるのか」★★★★★

日本は神話を読むとわかるが「左優位」である。そして「天子は南面す」ということで、玉座は南向き。南向きの玉座に座ってみると、左側が東。日の昇る方角である。だから、左が優位。なぜ左優位なのに右が偉い様な言い方なのか。これは「家来の側」から見た視点だからだという。王の玉座側から見ると左が優位。しかし正対している家来側からみると右が優位になるだから右の人が偉い。関連して「左遷」という言葉も、「左に落とされた」という、家来の側の視点である。

 

コメント:2つ目の「WHY」みたいに3行目まで読んだ時点では「ほーん?」って感じなのに、その後の「家来側の視点だから」ってあたりから「なるほどおおおおおおおおお!!」ってなるやつ大好き。