日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年8月15日投稿

「なぜ心臓に毛が生えてるという言葉は出来たのか」★★★★

心臓に毛が生えるわけがないのに。この言葉が生まれたのは、江戸時代に使われていた「肝(きも)に毛が生える」という言葉に由来するとされている。肝は「肝が据わる」「肝っ玉」と使われるように度胸や勇気、精神力などの象徴とされていた。「肝に毛が生える」という言い方が「心臓に毛が生える」へと変わったのは比較的新しく、昭和になってからのことである。「肝臓」ではなく「心臓」になったのは、西洋流の思考法が定着して、心臓を「心」の象徴的根源と見なすようになったことに由来すると推察される。

 

「なぜ十六茶は16になったのか」★★★

十六茶の「16」にも意味があり、それは東洋健康思想の「六蔵六腑四味覚」である。「肝・心・脾・肺・腎」という五臓と、それぞれの臓を助ける「胆・小腸・胃・大腸・膀胱」という病が五腑。これに「心包」という臓と「三焦」という腑を足して、六臓六腕。四味覚は「甘い・苦い・しょっぱい・酸っぱい」の4つの味覚を意味している。「6+6+4=16」これが十六茶の16の由来である。「十六茶」という名前には健康と美味しさの願いが込められている。

 

コメント:かっこいい漢字の読みランキング第78位「十六夜(いざよい)」