日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年3月5日投稿

「なぜ辞書の紙は薄いのに透けないのか」★★★★

辞書の紙は材料を混ぜる工程で食物繊維であるパルプに炭酸カルシウムや二酸化チタンを混ぜている。商品により異なるが炭酸カルシウムは歯磨き粉の研磨剤に使われるもの。そして、二酸化チタンは着色料としてホワイトチョコレートなどに使われるこの炭酸カルシウムと二酸化チタンを材料として使う事で、薄くても透けない辞書用紙となっている。これらの材料は粒子が細かく、紙の材料に混ぜる事で密度が高くなり、光を乱反射させる事で透けにくくなる。ちなみに広辞苑は片手で持ち運ぶ事を考慮しているため、厚さを8cm以内に収めるという決まりがある。

 

「なぜシャーペンの消しゴムは消しにくいのか」★★★★

普通の消しゴムとシャープペンの消しゴムは素材が全く違う。普通の消しゴムはプラスチック製で、ゴムが繊維の隙間に入り、鉛筆の粒子をくっつけて取り除く。一方、シャープペンの消しゴムは硬いゴム製で、紙の表面ごと削り取っているため、隙間に入った鉛筆の粒子をうまく取り除けない。プラスチック製の消しゴムには可塑剤(かそざい)という溶剤が入っていて、これが他のプラスチックを溶かしてしまうため、シャーペンはプラスチック製の消しゴムを使うことが出来ない。

 

コメント:漫画のデスノート本編を1冊にまとめた本も1ページがめちゃくちゃ薄かった。