日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年1月17日投稿

「なぜ悪運が強いという言葉は誤用されやすいのか」★★★

一部の人は「不幸や災難、悪い事が起きたのに無事」という意味だと思っているのではないか。これは誤用であり、本来の意味は「悪い事をしても誰からも咎められず、罰せられる事が無いこと」。つまり、この言葉を浴びせられる対象は悪事を働いている人に限る。悪運に見舞われた被害者に使う言葉ではない。このような誤用が広まった理由を考えてみた。恐らく、物語で悪役が絶体絶命のヒーローを攻撃するも辛うじて生き延びたりした時に「悪運が強い奴だ」と言ったりするからだと思う。悪役からみればヒーローは敵なので悪いやつかもしれないが、攻撃した方が悪いので、この場合ヒーローにかけるべき言葉は「運の良い奴」か「不幸中の幸いだったな」とか。

 

「なぜ『じき』は時期、時季、時機と3つも漢字があるのか」★★★

時期と時季と時機の使い分けは英語で考えるとわかりやすく時期は「time」時季は「season」時機は「chance」である。ただし、「寒いじき」で「冬」という季節を強調したいのであれば、「寒い時季」と書くことも間違いとは言い切れなかったり「行楽の時季」と書く所を「行楽でにぎわうじき」という場合は期間を表す「行楽でにぎわう時期」と書いたり少しややこしい。

 

コメント:悪運が強いって言葉はまだ実用できたことがないなあ。