日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2020年1月24日投稿

「なぜ絞殺された時に引っ掻いた傷を吉川線というのか」リクエスト★★★★

吉川線(よしかわせん)とは殺人事件の際に、被害者の首に見られる引っかき傷の跡を指す言葉。絞殺・扼殺されようとする際に、被害者が紐や犯人の腕を解こうとするなどの抵抗により、自分の首の皮膚に爪を立てて傷を付けてしまうことにより発生する。吉川線の有無により自分で首を吊った自殺か絞殺・扼殺による他殺かの判断基準になる。名称の由来は、大正時代に警視庁の鑑識課長を務めた吉川澄一が、ひっかき傷が他殺の証拠にあることを初めて着目し、学会で発表した事にちなんでいる。

 

「なぜ病気の癌とカニは英語だと同じcancerになるのか」リクエスト★★★★★

正確には英語のcancerはカニ座である。カニは英語だとorab。しかし癌とカニには関連性がある。これらに関連性があるのは古代ギリシアの医師ヒポクラテスが癌をカニに例えたことが由来とされる。古代ギリシアでは体の表面から判断できる乳癌のみ外科治療が行われていた。癌の部分が周りの組織に浸潤している様子が、手足を伸ばしたカニのように見えた説と進行した乳癌は、皮膚に引き攣れを起こすためこれがカニの甲羅のように見えるのでカニに例えたという2つの説が有力である。

 

コメント:自分の発見したものに自分の名前が付くのは名誉なことだとは思うんだけど吉川線の場合はちょっとうらやましくないパターンかもしれない。