2018年5月7日投稿
「なぜミイラ取りがミイラになるのか」★★★
昔はミイラを作るための防腐剤に用いる薬を取りに行くには危険が伴っていた。これを取りに行った人が砂漠などで倒れてしまい目的を果たすことも出来ずに死んでしまった後、そのままミイラになってしまったというのが語源らしい。ちなみにミイラ(木乃伊)とは、人為的加工ないし自然条件によって乾燥され、長期間原型を留めている死体のことである。永久死体であって「枯骸」とも呼ばれる。
「なぜ深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのか」★★★
ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844年~1900年)の著作『善悪の彼岸』146節の言葉。この一説だけが有名なので突拍子もなく聞こえるが本当はこれの前に「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。」とご丁寧に書いてある。
コメント:ニーチェのこの言葉は汎用性なさそうで、よく引用されているから不思議だ。なんとなく使ってみたいと思う気持ちはわかる。