2020年3月24日投稿
「なぜ建設関係の仕事で特に高所での作業を専門とする人の事を鳶職と呼ぶのか」リクエスト★★★★
一般的に日本の建設業において、高所での作業を専門とする職人を指す。鳶、鳶の者、鳶工とも言う。町場では地業も行う基礎工事、簡単な間知石積など、またこれらのことから「鳶、土工(土方)」と一括りで呼ばれる。鳶職の呼称は、鳥のトビが優雅に飛ぶように動き回るところからではない。鳶職は、彼らが持っている「鳶口(とびぐち)」という道具の名前に由来する。鳶口とは、トビの口ばしに似た鉄製の鋭い鉤(かぎ)を先端に付けた長い棒で、木を引き寄せたり、消火作業に用いられる道具である。
「なぜ浴槽のことを湯船とも呼ぶのか」★★★★
江戸時代の移動式銭湯が名前の由来。東京が江戸と呼ばれていた頃は、堀・川など、水場が多く水運の町だった。当時、時々湯を入れた桶を積んだ船が、水路を利用して町々を巡っていた。その船は、言わば移動式の銭湯で、庶民はこの船がやって来るのをささやかな楽しみにしていた。湯を積んだ船ということで、その船は『湯船』と呼ばれていた。それが、次第に陸に上がり、銭湯と姿を変えてからも言葉だけは残って、現在の湯船の事を言うようになった。
コメント:この移動式銭湯って水の張替えとか途中でしてたのかな。してなかったとしたら汚すぎる…。