日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年2月2日投稿

「なぜ亡くなった際に没年という言葉を使うのか」★★★

「没年」の意味は読んで字のごとく「没した(死亡した)年」のこと。この場合の「年」には「人が亡くなった年齢」と「亡くなった年次」の2つの意味がある。「享年」とは異なり、「没年○○歳」のように「歳」を付けて使用する。ちなみに「享年」とは、この世に生を受けた人が天寿を全うし、亡くなるまでの年数を表した言葉で、人が亡くなった当時の年齢を表している。

 

「なぜ刑務所の外のことをシャバというのか」★★★

娑婆は仏教から出た言葉で、「忍耐」を意味するサンスクリット語「saha(サバー)」の音写。この世は内に煩悩があり、外は苦しみを耐え忍ばなければならない俗世であることから、「忍土」と漢訳され、「娑婆世界」や「娑界」と呼ばれる世界は、自由のない世界を意味した。そこから、江戸時代の遊郭では吉原を極楽に見立て、吉原の外を「娑婆」と言うようになった。しかし、拘束されている女郎達の立場からすれば、「娑婆(吉原の外)」は自由な世界にあたるため、本来の意味とは正反対の意味として使われるようになった。つまり、現代では自由が束縛されている刑務所などから見た自由な世界という意味。

 

コメント:吉原ってまだ当時の面影残ってたりするのかな?一度歴史探訪として行ってみたいな。