日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2020年8月26日投稿

「なぜ化粧品会社DHCの正式名称は大学翻訳センターなのか」★★★★

株式会社DHCは今では化粧品や健康サプリメントの製造販売メーカーとして知られているが、創業した1972年当初は大学の研究室を相手に洋書の翻訳委託業をしていた。これが大学翻訳センターという名が付いた理由である。創業から8年後の1980年頃に一般生活者向け事業として化粧品の製造販売を開始した。そこで売り出したオリーブバージンオイルがヒット。その後通販事業が軌道に乗り、主な事業へと転換したことで現在では健康食品を取り扱う最大手企業となった。ちなみに現在でもDHCの事業の一つとして企業向けの翻訳・通訳事業は活動は続けられている。

 

「なぜケネディ大統領はカトリックに人気なのか」★★★★

キリスト教にはカトリックプロテスタントという派閥が存在し、1950年代のアメリカにおいて、カトリック教徒というのはアメリカ人でありながら教皇のいるローマに心のよりどころがある人々だと考えられていた。アメリカはもともとプロテスタントの国なので「お前はアメリカ人なのか?お前の忠誠はどこなのだ?」とローマ・カトリック教徒に対してある種の偏見・差別があった。それをなくしたのが、ジョン・F・ケネディ大統領。米国史上初のカトリック教徒の大統領だった彼の政策によりカトリックに対するプロテスタント側の嫌悪感はかつてと比べると極めて小さいものにした。このような背景によってカトリック教徒からの人気が特に高い。

 

コメント:メインの事業が変わると社名を変更する企業もあるけどDHCはそのまんまなんだね。大学翻訳センターの頃から現在まで同じ人が社長だから、この名前に愛着があるのかな。