日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2020年7月31日投稿

「なぜ対等な立場のことをタメというのか」リクエスト★★★

タメという語は、もともと賭け事をする時に使う言葉だった。江戸時代中期から後期以降、サイコロの出た目を予想する「丁半」と呼ばれるサイコロ賭博が盛んに行われていた。そのサイコロ賭博において「タメ」は二つのサイコロで同じ目が出る「同目」(どうめ:ゾロ目)」を意味した。サイコロ賭博と共に言葉が広まる中で「どうめ→とうめ→ため」と変化し「ため」という言葉が生まれたとされる。その後、1960年代に不良少年が「ため口」の語を仲間内だけの隠語として使い始め、若者の間で広まり、1980年代には一般に広まったとされる。

 

「なぜ盗人の昼寝という言葉はできたのか」★★★

盗人の昼寝とは「一見、何の目的もなさそうに見える行為にも、それ相応の思惑や理由があることの例え」として使われる言葉である。盗人の昼寝という言葉の出典は江戸時代前期の1645年に刊行された俳諧論書『毛吹草』。『毛吹草』に掲載されていた「盗人の昼寝」は元々「盗人の昼寝も当てがある」という言葉だった。盗人、つまり泥棒が仕事をするのは夜の間であり、その夜に備えて昼寝をしていた。そこから、どんな行為にもそれなりの理由があるという意味で使われるようになった。

 

コメント:ことわざってたくさんあるけど知名度の差がえぐい。