日刊「WHY」アーカイブス

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2020年5月4日投稿

「なぜお札には製造年が書かれていないのか」★★★★★

硬貨にだけ製造年が刻印されているのは、明治時代の貨幣の特徴にその理由がある。現在の貨幣と明治時代の最初の頃に製造された貨幣は意味が違っていた。明治時代の硬貨には実際に価値の高い金や銀が使われていて、製造年によって中に含まれる金属の量がかなり違った。そのため、何年に製造された硬貨かによってその価値が違っていた。また、硬貨は金属であり簡単には損傷しないため、何十年という長い期間使用されるその長く使用される硬貨の価値を明らかにするために製造年を刻印するようになった。その名残で現在も製造年を刻印している。一方、お札は紙であり硬貨に比べて傷みやすく、使用される期間は短い。お札は順次新しいものを製造して交換することを前提にしているため、製造年を印字する必要がないとされた。

 

「なぜ薬指はそのような名前になったのか」★★★

薬指を古くは「ナナシノユビ」と呼んでいて、江戸時代から「クスシノユビ」と呼ばれ、明治後半以降、「薬指」が一般的な呼称となった。「ナナシノユビ」は中国で薬指のことを「無名指」と呼んでいたことから、その訳語と考えられている。「クスシノユビ」の「クスシ(薬師)」は「薬師如来」のことで、薬師如来が印を結ぶ際に使う指だからという説がある。他にも「クスリユビ(薬指)」は薬をつけたり、薬を水に溶かしたりするのに用いる指からと考えられている。

 

コメント:平成31年の硬貨とか希少価値高そう。30年のは見たことあるけど31年のは見たことないな。