日刊「WHY」アーカイブス

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2020年4月13日投稿

「なぜ間食をおやつというのか」★★★

おやつという言葉ができたきっかけは、江戸時代の時間の区分で現代の午後2時から午後4時ごろにあたる時間を「八つ」もしくは「昼八つ」と呼んでいたことからきている。江戸時代の中期ごろまで、食事は1日に2食が基本だったため、八つ刻に間食をとることで、体力を持続させていた。そのため、この時間の間食が「お八つ」と呼ばれるようになり、次第に、時間を問わず間食のことを「おやつ」というようになったという。

 

「なぜ一日中を意味する言葉として四六時中というのか」★★★★

この言葉は江戸時代の時刻表記に由来がある。現代は1日を24に区切った時刻を使っているが、江戸時代は12に区切られ、それぞれに干支が割り振られていた。また、時刻は数によっても表されていた。子の刻、午の刻が九つにあたり、そこから八つ、七つ、六つ、五つ、四つまでくだって、また九つに戻る。こうした時刻制度だったため、二六時中は2×6=12で、12刻、つまり1日中を意味した。明治に入ると、1日を24時間で区切る現代と同じ時刻制度へと変わった。それに合わせて、4×6=24であることから、二六時中を四六時中と変えた。なぜ2×6や4×6が採用されたのかは分からないが恐らく語感が良くて12、24になる数字だったからであろうか。

 

コメント:3時のおやつは知名度高いけど10時のおやつの知名度はまちまちな気がする。