2020年1月6日投稿
「なぜ野良猫をどら猫と呼ぶことがあるのか」★★★
誰にも飼われていない猫のことを「のら猫」や「どら猫」と呼ぶことがある。「のら猫」とは、人間の生活圏にいる猫のうち、飼い主がいなくて、住みかが定まっていない猫のことである。その語源は、「のらりくらりしている猫」であり、「のら」に漢字の「野良」を当てたものである。「どら猫」は江戸時代から使われている言葉で、「のら猫」がよその家からものを盗むと「どら猫」になる。「どら猫」とは、ふてぶてしくて、盗みをする猫のこと。「どら猫」の「どら」は漢字で「銅鑼」と書く。
「なぜ出来の悪い子供のことをどら息子というのか」★★★
「どら息子」とは、怠け者で働かず、親のすねをかじっている子どものことを意味する。そんな子どもは親の金を尽きさせてしまう。そこから「お金が尽きる」→「金を尽く」→「鐘を突く」→「銅鑼を突く」という言葉にかけて「どら息子」と呼ぶようになったという説がある。このほかに、酒色・ばくちなどの道楽にかまけて、遊んでばかりいる息子という意味で「道楽息子」と呼ばれ、これに由来して「どら息子」になったという説もある。
コメント:江戸時代くらいには親のすねをかじりながら生活するニートが存在したのかな。