日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2019年11月12日投稿

「なぜ駒込ピペットという実験器具は生まれたのか」★★★

駒込ピペットとは、ガラス管の上部3分の1程度のところにふくらみをもち、上部にゴム球があるピペット。樹脂製のものもある。名称は1920年代に東京都立駒込病院の院長、二木謙三が考案したことに由来する。厳密な計量には適さないが、操作が簡単なため教育現場の実習などで広く利用されている。かつて、駒込病院は伝染病患者を収容し治療することを目的としていたのでピペットを多量に必要としていた。しかも、危険な伝染病菌をあつかうので、使用したピペットは、伝染性のある危険な細菌やウイルスの付着があるため、使い捨てとしていた。使い捨てにするためには、値段を安くする必要があったので、計量器検定を必要としないピペットとして安価に作製されたのが、駒込ピペットである。

 

「なぜビールの缶は大体銀色なのか」★★★

銀色が流行る前、ビールのパッケージのほとんどは白かクリーム色で、シルバーを使うのは前代未聞のことだった。しかし、シルバーは車のボディカラーでも白と並び最も多く使われる普遍的な色。近未来的で疾走感のあるシャープさ、都会的で洗練されたクールさも想起させる。それまでビール消費の中心であった男性の共感を得る“男っぽさ”を意識してアサヒスーパードライを発売したところビールといえば銀色が定着した。

 

コメント:男っぽさかどうかは知らないけど銀色はたしかに男心をくすぐるものがある。ウルトラマンだって銀色だし。銀閣だって銀色だし。