日刊「WHY」アーカイブス

ボンゴレさんがTwitterで垂れ流してきた日刊「WHY」のアーカイブサイト。現在、毎日半月分を目安に更新中!

2018年10月8日投稿

「なぜ関数は以前『函数』と表記されていたのか」★★★

日本語としての関数はもともと「函数」(旧字体では函數)と書く。函数という語は中国語から輸入されたもの。「函」が漢字制限による当用漢字に含まれなかったことから、1950年代以降同音の「関」へと書き換えがすすめられた。この他、「干数」案もあった。「関数」表記は1985年頃までには日本の初等教育の段階でほぼ定着した。

 

「なぜパソコンの掛け算はアスタリスクの記号を用いるのか」★★★★★

FORTRANというプログラミング言語が1956年に開発された際、かけ算記号「×」の代わりにアスタリスク「*」を使ったのが、最も大きい原因。当時のパソコンはA~Zと0~9と10種類の記号「.,()+-*/=$」および空白しか入力できなかった。そこで、かけ算の記号として「*」を、わり算の記号として「/」を、べき乗の記号として「**」を、それぞれ代用した。現在のコンピュータにおいて、かけ算記号「×」の代わりにアスタリスク「*」を使うのは、その名残。

 

コメント:2つ目の「WHY」と同じ理由で割り算は「/」で表される。