2018年9月28日投稿
「なぜ酔っている時は記憶が曖昧になるのか」★★★
まず働かなくなるのが、短期記憶をためておく前頭前野。お酒に酔って何度も同じ話を繰り返す人がいるが、あれは前頭前野の働きが鈍くなって短期記憶の量が減り、少し前に自分で話したことを忘れてしまうから。さらにお酒によって海馬の働きも悪くなりる。海馬が働かなくなると、いったんは短期記憶として覚えたものが長期記憶に送られない。そのため翌日になると、前夜に起きたことをきれいさっぱり忘れてしまう。
「なぜ泥酔していても家には帰れるのか」★★★★★
酔うと新しい記憶をつくりにくくなるが、過去の記憶が使えなくなるわけではない。脳にはナビゲーションニューロンという神経細胞がある。これは、通い慣れた道の風景、つまり視覚情報に対して、『この信号は右に曲がる』といった指示を出す神経細胞。ナビゲーションニューロンは頭頂葉にあって、頭頂葉はお酒に強い。そのため前頭葉や海馬がやられて記憶が曖昧になっても家にはきちんとたどり着ける。
コメント:記憶無くすまで酒飲んだことないな。その前にお腹がタプタプになっちまう。