2018年7月19日投稿
「なぜ土用の丑の日にはウナギを食べるのか」リクエスト★★★★
日本で暑い時期を乗り切るために栄養価の高いウナギを食べるという習慣は万葉集にも詠まれている。実際にも鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できるとされているが、栄養価の高い食品で溢れる現代においてはあまり優先度が高くなくなったとされる。そもそも、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期であり、夏のものは味が落ちるとされる。
「なぜ土用の丑の日は土曜の丑の日ではないのか」★★★
土用とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。各土用の最初の日を土用の入りと呼ぶ。最後の日は節分である。土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた。ただし、土用に入る前に着工して土用中も作業を続けることは差し支えないとされた。
コメント:2020年の土用の丑の日は7月21日。つまり、この記事を編集している翌日ということで大変タイムリーな「WHY」でございますね。